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柏を盛り上げることも自分の役割だと思った。(3) 三輪 理さん / Gleeful

  • インタビュー・編集:池田慎太郎
  • 2015年12月7日
  • 読了時間: 4分

ここは、このエリアに人を呼ぶ外的要因にすら成り得る場所だと思った

――その後、より規模の大きい現店舗に移るきっかけは何だったんですか?

こんなデカい店舗、どう考えても無理じゃないですか、普通に考えて。

個人店のやる大きさじゃないし、元々全然やるつもりはなかったんですよ。

ただ、うちとしては、6年間やってきて、数字はちょっとずつ上がっていたんですけど、来店は減っているんですよね。つまり、街に人は減っていっている状況なんですよね。僕がこの街で、この業態で一生やっていくためには、どうすればいいんだろうって思うときがあって。もしかしたら5年やれても10年やれないかもしれないなあとか、色んなこと考えていたんです。マイナス思考なので、基本的に(笑)

――何かを変えなければいけないと感じていたということですね。

人が減っている背景には、内的要因と外的要因があって、どちらかと言えば外的要因のほうが強いじゃないですか。この場所は外的要因すら上げられる場所だと思ったんです。だから、もう自分の身を守るために、街を盛り上げる覚悟というかなんというか、そういう風に考え始めていたんです。

そんなときに、僕が想定している売り上げの基準を、去年の12月に大きく超えたんですよね。ああ、これならやれるんじゃないっていう勢いも色々あったのはありますね。

変な話なんですけど、子どものころは、生きることの理由というか役割とか意味って何なんだろうって、ずっと考えていて寝れなくなるようなときがよくあったんです。

30代になって、改めて考えたときに、折角この業界に携わってこの街にいるので、僕には何か役割があるとしたら、アメリカの古物を広めることと柏の街を盛り上げることっていうのがそうなのかなと思ったんですよね。

――逆に攻めなきゃいけないという判断をされたということですね。

そうですね。黙って待ってて、どこか別の業種に入られて、外的要因がどんどん悪くなって、自分のところも縮小してしまうっていう悪い想像をしたときに怖くなってきちゃって。

でも、うちが入る前に25年ぐらいこの店舗でやっていたフリークス(全国展開している大手のセレクトショップ)が厳しかったっていうのを聞いていたので、

前の話につながるんですけど、違うことをやらなきゃなってことでカフェが出てくるんですけど。

何かやらないと、まずいよねって言っていた結果、ウラカシ深交会が出来た

――次に、先ほどお話しされていた外的要因、柏という街の集客が弱くなっている中で、今、ウラカシの深交会の中心として活躍されていますが、柏の中でのつながりは、どういった経緯で形成されたんですか?

僕らの年代は昭和53年なので、ゴミ会っていう会があって、たまたまこの53年に、ここら辺の経営者が多くて、僕らの年代と一個下でウラカシ深交会は形成されているんですね。何かやらないと、このままじゃまずいよねって言っていたものの継続、結果でウラカシ深交会が出来たんです。メインとなっているメンバーは8人ぐらいですかね。

――プレミアムチケット(ウラカシ深交会が中心となって発売した古着屋や飲食店で利用できるお得なプレミアムチケット)は、裏カシ深交会で企画されたんですか?

いや、きっかけは友人からの情報でした。そういうのは僕らは分かるはずがなかったものなので、折角だったらやってみようってなったんです。

――プレミアムチケットは何部出たんですか?

全部で1400万円分なんですけど、すぐ無くなっちゃって。だから、結果的には大成功でしたね。

――プレミアムチケットの成功で、他方からオファーは来たりしましたか?

色んなところからのオファーみたいなのもありますね。何か一緒にやりませんかっていう。出身が柏なんですみたいな感じで、都内の会社の人が来てくれて、一緒にやりたいって言ってくれたりはしています。

――今後に期待ですね。

そうですね、これからですね。

――最後に、これから起業していきたいって夢を持っている若い人たちに、今伝えたいことっていうか、メッセージみたいなことってありますか?

僕の考えとしては、人生一回なので、特に男は起きている時間の半分ぐらいは働いていることになるわけで、その時間嫌々働くのって、なんか違うと思ってるし、家族のために生きるっていうのも僕は偽善だと思ってて。家族が笑ってくれるのが嬉しいからやるわけですけど、それも結局自分のためなんで。

だから、自分に正直に生きたいというか、一回の人生出来るだけ笑いたいので、我儘なだけなのかもしれないですけど、やりたいことはやった方が良いと単純に思います。

古着屋Gleeful

営業時間11:30~21:00(年中無休) 〒277-0005 千葉県柏市柏3-9-9パーク・ノヴァ柏1F

お問い合わせ

mail:gleeful-kashiwa@tbp.t-com.ne.jp

三輪 理さん(Gleeful)インタビュー

 
 
 

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