プロレスとストレッチでお客様を笑顔に。(3) 諸橋 晴也さん /べストストレッチ
- インタビュー・構成:齊藤大地
- 2016年1月27日
- 読了時間: 6分

お客様が喜んでいる笑顔を原動力に
──さて、諸橋さんのこれまでのプロレスラーとしてのキャリアもお聞きしていければと思います。諸橋さんがプロレスラーになろうと思ったきっかけとか、なろうと思った理由っていうのは何だったんですか?
友達の影響で初めてプロレスを見て、自分がいつの間にか、勝手に目指してたって感じですね。
──それは何歳くらいの時ですか。
中一ですね。それまで僕ずっと野球だったんですよ。中学校でもずっと野球やってたんですが、高校入ってからはもうジムに通って、ひたすらプロレスラーになるためにトレーニングです。いろいろ探していくと、当時プロレスラーになるための本っていうのがあったんですよ。そういうのを買って、ひたすらそれを練習する、その繰り返しです。
──入門してからもう20年近くになりますね。
プロレス始めたのは19歳です。高校卒業してプロレス浪人1年して。
──プロレス浪人、初めて聞きました。
はい。一応ね、試験があるんですよ。プロレスって。結構不定期だったりするんですけど、そういうのを何回かバイトしながらいろんなとこ受けてダメで…やっとなれたって感じです。
──プロレスラーになるときってご家族の反対とかはなかったんですか。
ありましたね。普通に働けって言われました(笑) だけど、僕普通に働く気はなかったんで、サラリーマンとかやる気は全くなくて。
でもそのあと、少しプロレスを離れてるんですよ。今は結構緩くなっているんですけど、僕がなった当時20年位前って上下関係ってかなり厳しかったんで、結構そういうので疲れましてね。
それで整骨院とかで働いていたんですが、一年ぐらい離れてたら、やっぱりどうしてもプロレスがやりたくなっちゃって。当時はね、結構新聞とかにプロレスが見出しで載っていたんですよ。そういうの見ちゃうとやりたくなっちゃいますよね。で、プロレスに戻っちゃった感じです。
──諸橋さんが入門された頃って、総合格闘技が出てきたりとかしてきた頃だと思いますが、プロレスのどのようなところが魅力だったんですか。
要はお客様を無視する闘いか、無視しないかっていうことだと思うんです。技もプロレスって派手だし、だからプロレスの技ってある意味芸術なんですよね。ただ単に相手を殴る蹴るじゃなくて、やっぱり芸術的な部分もあるし、かっこいいんですよね。ヒーローショーみたいな感じで。
───相手の技とかを引き出すのも、みなさん上手ですもんね。普通のスポーツって相手のいいところを消していきますもんね。
そうですね。普通相手選手をつぶしていきますけど、プロレスって違って、相手の技が出るのを楽しみにしているお客さんがいるんですよ。あの選手の技を見たい、この選手のこの技を見たい、そのへんは大事にしています。
だからプロレスって勝っても全然評価されない時ってあるし、逆に負けちゃってもすごく評価される時ってあるんですよ。それってしっかりお客様に魅せられるかどうか。満足させることができるかっていうのが、大きく関わってくるんです。
──最初に憧れた中学生のころから、長く現役を続けている今まで、プロレスをしたいっていう思いを持ち続けてトレーニングするっていうのはなかなかきついことなんじゃないんですか?

どうなんですかね。ただ自分は好きだと、ガンっといっちゃうんで。ここのお店もそうですよ。そういう施術とか好きなんで。喜んでもらえるじゃないですか。お客様を直に触って、そのまま喜んでもらえるので、やっぱ楽しくなっちゃいますよね。
──反応がダイレクトにくるということですね。
うん。まぁプロレスもそうですよ。リングの上でやったことに対してお客様がすごく盛り上がってくれるんで、はい。このお店でも、やっぱりお客様が喜んでいる笑顔があると全然違いますね。
だってリング上でシーンってなってら嫌だし、ここでも一生懸命やったのにお客様が「ん?ん??」みたいな反応されちゃうと、もう「うわぁ」ってなっちゃいます。
──プロレスラーの方って、皆さんサービス精神がすごいですもんね。そのへんがこのお店の接客にも通じてるんじゃないかと思います。
ある意味そうかもしれないですね。マラソン選手なんかだったら、個人との戦いになってくるじゃないですか。プロレスラーはちょっと違いますよね。
お客様を満足させるために、技術だけじゃなくて、接客は大事です。お店に入ってから帰る時に出るまでしっかり満足してもらおうみたいな、そこはプロレスラーと同じですね。
やろうと思ったら行動することが大事
──最後に、今後について聞いていきたいのですが、諸橋さん自身はこれからも、現役のプロレスラーを続けながら、ベストストレッチの店長として、働いていくっていうのが、基本になるんですか?
そうですね、基本的には。でももっとプロレスもやりたいですけどね。
あと、このお店自体ももっと大きくしたいし、店舗も増やせれば増やしていきたいし。スタッフが、なかなか見つからないのが難しいところですが。
──アスリートって体が資本なんで限界もあると思うんですが、基本的にはやっぱり現役を続けていきたいということですね。
動けるうちは。一応僕って、筋肉キャラなんですよ。筋肉がすごい的なキャラクターになっているんで、その体が維持できる限り続けていきたいです。
──他に将来的にやりたい事業であったり、夢とかって何かありますか?
僕は夢をね、二つに分けちゃっているんです。プロレスラーとしての夢とこっちのお店の夢と。プロレスラーとしては、もっと活躍したい。店長としての夢は、ゆくゆくは、ほんとの自分のお店を持ちたい。まぁどうなるかわからないですけどね。
──最後の質問なんですが、プロレスラーへの挑戦と柏でのこのお店の開業を通して、柏で起業を志す若い人へ、自分の教訓から伝えたいことをメッセージとしていただけると嬉しいです。
とにかくやろうと思ったら、行動しないとだめだと思います。行動が一番大事かなって。結構皆さん、僕も今までそうだったんですけど、やろうやろうと思っていると、そのうちそのまま何もやらないで終わっちゃうことが多いですよね。
もうやろうと思ったら行動して、ちょっとずつでもいいから行動して。そこでまた何か壁にぶつかったら、また考えて、もう一度行動すればいいだけの話です。とにかくやることが大事なのかなって思います。
──そうですよね。考えているうちにどんどん年月は経っちゃいますもんね。
たぶん起業してる人って、結構行動することが好きな人だと思うんですよ。とにかく自分からどんどん動いちゃうような人。リスクばっかりいろいろ考えていると、やっぱりマイナスなことばっかり頭に浮かんできちゃうんで、もう思いついたら、パパッと行動しちゃった方がいいかなって思いますね。
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諸橋晴也さん プロレスとストレッチでお客様を笑顔に。 /ベストストレッチ
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